【SES体験談】目標だったRPA開発現場に参画して感じた体験談

体験談

8月より、筆者の目標であったRPAの開発現場に参画することが出来また。

当面はRPA開発ではなく、RPA製品のテクニカルサポートを担当する予定ですが、
毎日の仕事でRPAに関連する話題に触れられることは非常にありがたい環境だと思っています。

今回はRPA現場開発に参画して、約半年が経ったので自身への覚書の意味も含めて、
現在のRPA現場に感じていることをまとめます。

RPA現場に興味のある人やSES業界に興味のある人は、ぜひ最後までご覧ください。

筆者が感じたRPA現場の雰囲気と配置

筆者の配置はUiPathのカスタマーサポート

冒頭でも少し記載しましたが、筆者の配置は開発ではなくUiPathのカスタマーサポートを担当しています。

筆者は以前、UiPathの上級資格である「URD」を取得していますが、
RPAどころか、何かしらの開発経験もなかったので当然といったところでしょうか。

とは言え、カスタマーサポートの問い合わせは、実務レベルのRPAに関連したトラブルなので、
自身ではなかなか学習できない分野を学べています。

いずれは開発を目指したいですが、RPAカスタマーサポートの業務も非常にためになると実感してます。

RPAのトラブルの大半がサーバー系

実際にカスタマーサポートで取り扱う問い合わせの多くは、サーバー系のトラブルが多いです。

RPAを使う目的としては、「サービスとサービスを繋ぐ役割」が多いので、
その間の通信関連のトラブルが多発します。

参画当初は、Stdioなどの技術系の問い合わせが来るのかと思っていましたが、
実際には、サーバー系やライセンス系など、筆者が自己学習ではほとんど学習していない分野だったので、参画当初はかなり戸惑っていました。

ミーティングや打ち合わせが多い

RPA開発は、DevOps(デブオプス)開発が多いためか、お客さんとの打ち合わせが非常に多いです。

具体的には要件定義や保守の打ち合わせ、後社内ミーティングも頻繁に行われており、
常に誰かがイヤホンつけて何かしらのミーティングをしています。

ちなみに今の現場は飲ミュニケーションも多く、上京してから初めて飲み会に参加しました。

RPA現場でよく耳にするツール・サービス

RPAツール

RPA現場でよく耳にするRPAツールは下記のとおりです。

  • UiPath
  • Automation Anywhere
  • Power Automate Desktop
  • WinActor
  • EzRobot

扱うRPAツールはやはりUiPathがダントツで多い印象です。
現在の現場ではAutomation Anywhereの保守・ヘルプデスクも行っているので、
次いでAutomation Anywhereも扱うことがあります。

WinActorやEzRoboは、もともとこれらのRPAツールで作った自動化を
UiPathに作り直してほしいという問い合わせが多いです。

Power Automate Desktopについては、業務で使うことはありませんが、
今後伸びてくるのではないかと、社内で学習している人が多い印象です。

表計算系

実務では表計算を使うことがとても多いです。(と言うより100%扱います)

使う表計算は圧倒的にExcelです。
VBAで計算の自動化を行い、そのファイルをメールや基幹システムなどの転記にUiPathを
使うことが最も多いパターンです。

稀にGoogleスプレッドシートや会計ソフトが関連する場合もありますが、
当面はVBAを扱う自動化が主流なのは間違えなさそうです。

サーバー・環境系

OS環境は現在のところ、ほぼ100%Windowsです。
仕事でWindowsを使っている企業が多い事に加え、RPAツールはGUI操作の自動化が多いので、
RPAツールによる自動化は必然的にWindowsが多くなります。

また、RPAツールの自動化は、いろいろなシステムを経由する事が多いので、
関連するサーバー用語も多数出てきます。
こちらもWindows関連が多く、アクティブディレクトリ・IIS・コマンドプロンプト
などの用語を毎日のように聞きます。

仮想環境もAzureが圧倒的に多く、AWSもほとんど扱いません。

筆者がRPA現場に感じたこと

RPA分野は今後も伸びそう

RPAの現場入りして、RPAの分野は今後も伸びそうだと感じました。

理由としては、技術力では代替できない「人によるコミュニケーション」が
他の分野の開発に比べても圧倒的に多いからです。

最近は便利なローコードサービスが多く開発され、
そのうち誰でも自動化することが出来るようになるという意見も多いですが、
意外と一元管理す事が難しく、なんだかんだでRPAツールを使うことが多くなります。

そういった状況で誰か人に聞けるたり、教えてもらえる環境に一定の需要はあると思います。

RPAは筆者に合っていないかもしれない

筆者は今年一年、RPAの専門性をつけるために学習し続けてきましたが、
RPA現場に入り、正直自分には合っていないかもしれないという心境になってきました。

というのもRPAツールの自動化は当然技術力も要求されますが、それ以上にコミュニケーション力が
非常に重要だと感じました。

筆者は人とのコミュニケーションが苦手で、今の現場で流暢にミーティングを
こなしている人を見ると、自分にはこれは出来ないかなと思ってしまいました。

今後は転職も視野に活動します

今後は転職活動も視野に入れながら活動していきたいと思っています。

もちろん、RPA分野をメインに考えて活動してきますが、
RPA一本というよりは、他にもこの技術が活かせそうな環境がないか模索して行きたいと思ってます。

今年はUiPathの上級資格も取得できたので、
今後はAutomation AnywhereやVBAの資格を取得できるように学習し、
頃合いを見ながら転職活動も開始したいと思います。

まとめ

RPAの現場は思ったより人間味の強い現場だなあと思ったのが率直な感想です。

RPAに関連する技術力も重要ですが、それ以上に提案力やコミュニケーション力が重要な
職種だと思います。

筆者のようにコミュニケーションに自信がない人は、もしかしたら大変な思いをする業種かもしれません。