・低温調理には鍋を使っていることが多いけど、そんなに深い鍋がない
・なるべく安く低温調理を初めたいけど、おすすめの鍋はないの?
低温調理を初めようと思っても、家に丁度いい深さの鍋がないことで困ったことはありませんか?
通常、低温調理には15cm以上の深さのある鍋が必要です。
家族で暮らしている人なら、丁度いい鍋があるかもしれませんが、一人暮らしでの方で深さ15cm以上の鍋を持っていることはなかなか稀だと思います。
実は低温調理の容器は、鍋である必要がないので、
- 耐熱100℃
- 深さ15cm以上
の条件を満たしていれば、かなり格安で低温調理を初めることができます。
実際に筆者も低温調理用に鍋は買わずに、100円ショップなどで格安に容器を揃えました。
この記事では、筆者が使いやすかった低温調理に適したおすすめの容器と、各容器のメリット・デメリットをご紹介します。
中でも特におすすめの容器が、
- 100円ショップの容器
- アスベルキッチンボックス
の2種類です。
100円ショップの容器を使えば、低温調理を安く手軽に初めることができますし、
容量のあるアスベルキッチンボックスを使うことで、低温調理の作り置きも可能になります。
是非参考にしてみてください。
100円ショップの容器
100円ショップの容器の選び方
100円ショップには様々な容器があり、どれを選んだら良いか迷ってしまいますが、選ぶべきポイントは2つ、
- 耐熱100℃(できれば120℃)
- 深さは、最低15cm以上
- 奥行きは、最低20cm以上
です。
種類も様々あり、
- 発泡スチロールの箱
- 高さ・耐熱性のあるケース
- バケツ
などがあります。
保温性などを加味すると発泡スチロールの箱が最適にはなりますが、洗いやすさスペースを考慮すると、高さのあるケースが一番扱いやすいのでおすすめです。
ケースは食品コーナーに限らず、ファイルケースなどのプラスチックケースの売り場にもあるので、100円ショップを探す時は参考にしてみてください。
ちなみに、上記の食パンケースはワッツという100円ショップで購入しました。
100円ショップの容器のメリット
100円ショップで買う容器のメリットは、
- 安い
- 省スペース
- 低温調理に使う水量が少なく、節水、節電に繋がる
などが挙げられます。
なんと言っても、1個100円という安さは最大のメリットで、ちょうど低温調理を初めようと思っている人には最適な容器です。
また、小さなケースで水量も少なく済むので、節水・節電に繋がることもメリットとして挙げられます。
100円ショップの容器のデメリット
100円ショップの容器のデメリットですが、
- 耐久力がない
- 2個以上の作りおきに向かない
の2点です。
耐久力が無いことが大きなデメリットになります。
そもそも低温調理を作る用途で作られていないので、筆者が使っていた100円ショップの容器も壊れてはいませんが、底面が変形しています。
野菜などの高温の低温調理に使ってしまうと、破損が心配です。
また、容量も少ないので、2個以上の作り置きを作ることも難しくなります。
100円ショップの容器が向いている人
100円ショップの容器が向いている人は、
- 低温調理初心者
- 一人暮らしなどで収納スペースが無い
- 作り置きをしない
などの人が当てはまります。
作り置きや野菜の低温調理をしないなら、100円ショップのケースで十分かと思います。
アスベルキッチンボックス
アスベルキッチンボックスのメリット
アスベルキッチンボックスのメリットは、
- 最高に丁度いいサイズ感
- 十分な耐久性
- 蓋を改良すれば、低温調理専用の容器にできる
などが挙げられます。
アスベルキッチンボックスは、低温調理に必要な耐久性と、一人分・作りおきにも最適な容量を持ち合わせています。
作り置きであれば、最大で5~7個の同時調理が可能です。(低温調理ラックなどの工夫)
また、蓋を改造することで、水分の蒸発防止と保温力をアップできる、蓋付き使用に改造できます。
DIYなどの加工好きの方は是非挑戦してみてください。
アスベルキッチンボックスのデメリット
アスベルキッチンボックスのデメリットは、「収納スペースを取ってしまう」ことが挙げられます。
商品寸法 (長さx幅x高さ) | 32.6 x 24 x 19.1 cm |
と、結構大きいサイズになるので、収納が少ない一人暮らしの方は注意が必要です。
ただ、小型の低温調理器ならアスベルキッチンボックス内に収納出来るので、工夫次第で、意外と邪魔にならないです。
アスベルキッチンボックスが向いている人
アスベルキッチンボックスが向いている人は、
- 低温調理で作り置きもしたい人
- 低温調理を本格的にやっていきたい人
などが挙げられます。
アスベルキッチンボックスは低温調理をする上で全てがちょうどよく、低温調理との相性は抜群です。
本格的に低温調理をやってみたい方におすすめです。
深鍋
深鍋のメリット
最後に深鍋の紹介になります。深鍋のメリットは、
- 耐久性が最も高い
- 火にかけられるのでお湯をすぐに用意できる
などがあげられます。
深鍋は、特に野菜の低温調理もやりたい人に向いています。
低温調理器だけで80℃~90℃まで温度を上げるのはかなり時間が掛かりますし、ケトルなどで用意しても何往復もしてしまいます。
その点、火にかけられる深鍋なら沸騰直前までお湯を沸かしてから低温調理器をつけられます。
深鍋のデメリット
深鍋のデメリットは、
- 調理中に横からの状態が見えない
- 収納のスペースを取る
などがあります。
深鍋で低温調理をしていて意外と不便なのが、横から食材の状態が見えない点です。
低温調理をしていると、ふとした時に食材が浮いてしまうことが多々あります。
浮いてしまうことで、一部の部位の加熱が不十分になってしまうこともあり、非常に危険です。
透明なケースならすぐに気付けても、深鍋のように横からの状態が見えないと発見が遅ることもあります。
深鍋が向いている人
深鍋が向いている人は、
- もともと家に深鍋がある人
- 野菜の低温調理をやりてたい人
などがあげられます。
深鍋の最大のメリットは、鍋を火にかけられることで、野菜に必要な90℃のお湯もすぐに用意できることです。
また、耐久面も優れているので、収納スペースに余裕があればとても良い容器です。
(低温調理器のHPでも鍋が前提ですし)
まとめ
低温調理の容器は、鍋である必要はないので、自分に合った容器を選ぶと余計な出費をせず、
低温調理を初めることができます。
選び方としては、
- とにかく安く初めたいなら100円ショップの容器
- 低温調理の作り置きもしたいなら、アスベルキッチンボックス
- もともと深さがある鍋を持っているなら深鍋
のような基準で選ぶと良いと思います。
また、低温調理は初めてで、用途がわからないという方は、
基本的には100円ショップの容器で困ることは少ないので、
とりあえずは100円ショップの容器から初めるのがおすすめです。
→100円ショップの容器の探し方
食品コーナーに限らず、プラスチックケースのエリアも探すと、
低温調理に向いた容器が見つかりやすいです。
耐熱温度や容器の大きさなども、底面に書いてあります。
→アスベルキッチンボックス
低温調理を本格的に初めたい方や作り置きをしたい方におすすめです。
→深鍋
もともと家にちょうどいい鍋があった場合は活用しましょう。
野菜の低温調理には最適です。