自炊初心者が最もかんたんにお米を炊く方法【自炊の第一歩】

健康自炊

一人暮らしをスタートした人の中には、はじめて自炊をするという人も多く、
自炊と言えばまずは「お米を炊きはじめる人」がほとんどだと思います。

ただ、お米を炊くのは意外と大変で、冬場の冷たい水を使って洗米したり、
週末にまとめて炊こうと思ったのに、うまく均等にできなかったりと、挫折してしまう人も多いと思います。

実は、炊飯は少し工夫するだけで、労力をほとんど掛けずに炊き上げることが可能です。

具体的な方法としては、

  • お米を無洗米に変える
  • 水やお米の計量はデジタルスケールを使う
  • 1週間に食べたい分のご飯を冷凍する

これらを意識することで、お米を炊くことがとても楽になり、安定した味と量を炊き上げることが可能になります。

実際に筆者も上記のようなやり方で炊飯を行うことで、お米を炊くことがかなり楽になりました。

中には、デジタルスケールで計量と聞いて、逆に大変そうなイメージを持った人もいると思いますが、
自分のお気に入りの炊きあがりが実現できたら、あとはその分量を守るだけなので、しっかり計量していたほうが後々楽になります。

この記事では、

  • 自炊初心者が最もかんたんにお米を炊く方法
  • 自炊初心者はまずお米を炊くことがおすすめな理由
  • お米を楽に炊くために便利な道具

をご紹介します。

お米をしっかり炊き上げられるようになれば、食費が浮くだけでなく、健康的な食生活を続けられるきっかけになるので、
自炊をはじめようと考えている人は是非参考にしてみてください。

自炊初心者が最もかんたんにお米を炊く方法

お米は無洗米を活用する

まずお米選びですが、無洗米を選びましょう。
無洗米を選ぶだけで、洗米作業がなくなるので、特に冬場などの水が冷たい時期に重宝します。

値段も普通のお米と比べて大差ないうえ、洗米しなくて良いので、その分水の水道代も浮きます。
お米は特別な理由がない限り無洗米を選ぶことをおすすめします。

1週間分に必要なお米の量を把握する

お米を炊くときに複数回分まとめて炊いているけど、ちょうどいい量を炊けないということもあると思います。

例えば、1週間分をまとめて炊きたいとして、どれくらいの量のお米を炊けば良いのか把握する必要があります。

目安としてはお米のグラム×2.2倍です。

例えば筆者の場合は1食当たり180~190gのご飯を食べたいので、1週間で180×7=1260gが必要になります。
なので、まとめて炊飯する時は、570gのお米を炊いています。

ここで役立つのが、デジタルスケールでの計量です。
炊飯用のカップだと、1合などの単位でしか計れないので、微妙な調整には向いていません。
もちろん炊飯用カップでも計れないこともないですが、デジタルスケールのほうが断然安定します。

また炊飯の水の量は、お米×1.2が基準になりますが、冷凍保存を考える多少柔めの1.3くらいの水の量がちょうど良いです。
(冷凍すると水分が抜けやすくなるので)

こちらの水の量もデジタルスケールがあればかんたんに計れます。

お米の炊き方

無洗米を活用し、お米や水をデジタルスケールで計量するだけで、お米を炊く工程は非常にシンプルになります。

無洗米を計量する

まずはお米を計量します。
もし無洗米じゃないという人は、計量後に洗米をします。

お米の量の目安ですが、1週間分の1食あたりの分量で変わります。

  • 150g(中盛)・・・・・450g
  • 180g(並盛)・・・・・570g
  • 220g(大盛)・・・・・670g

↑は7日分です。
この当たりは、好みの量で調整してみてください。

水を計る

水の量はお米×1.2が目安ですが、冷凍することを考えると、1.3掛けがおすすめです。
1.3掛けの目安量

  • 450g・・・・・585cc
  • 570g・・・・・741cc
  • 670g・・・・・871cc

水の量はお米の状態でも変わるので、そこまできっちり計らなくても大丈夫です。
また、柔らかすぎるという人は、次から1.2掛けで調整します。

計量後はお米と水をかき混ぜる

計量が終わったら、箸などで軽くかき混ぜます。

特に底の部分などはお米に水が浸透仕切らない可能性がるので、一応かき混ぜておきましょう。

炊飯器のタイマーを活用して炊き上げる

タイマー機能は必須ではありませんが、できれば少し吸水時間をおきたいので、
ここまでを炊飯の2~3時間前にここまでを終わらせておき、タイマーで機能で炊き上げるのが理想です。

吸水時間を作ることで、お米の芯までしっかり火が入り、より美味しいご飯を炊き上げられます。
吸水時間は長い分には問題ないので、夏場でもなければ、お昼くらいやっておくのもおすすめです。

ただ必須ではないので、時間がない時はそのまま早炊きでも大丈夫です。

ご飯が炊きあがったらすぐにパック詰めする

ご飯が炊きあがったら、なるべく早くパック詰めします。
保温である程度状態はキープされますが、水分が抜けてしまいますので、パック詰めはなるべく早く行いましょう。

パック詰めは保存容器やラップを使って行い、熱々の状態で蓋をしてください。
そうすることでお米がパサパサになるといったことを避けられます。

冷めたら冷凍する

熱々の状態で冷凍庫に入れてしまうと、冷凍庫に霜が大量発生したり、
他の食材が解凍していまうので、しっかり粗熱が抜けてから冷凍庫に移します。

冷凍後の解凍方法は、電子レンジを使います。
目安としては、500wで3分~4分ほどです。

自炊初心者はまずお米を炊くことがおすすめな理由

自炊の挫折を防げる

せっかく健康や食費を浮かせようと思って自炊をはじめてたのに、
おかずを含めていろいろ作りすぎてしまうと、自炊自体がしんどくなってしまいます。

最初は食事の中心となるご飯を炊くだけでも十分なので、まずは継続させることを重視すると、
自炊がなれてきて、他にもおかずなど作る余裕が生まれてくると思います。

自炊初心者は、まずは週一でお米を炊く週間を身につける所からスタートするのがおすすめです。

外食の回数が減る

家に作り置きのご飯を用意しておくことで、外食の回数を減らすことができます。
特に仕事で残業の日などは、自炊をする時間がないから外食で済ませようと考えてしまいがちです。

そんな時も、家にご飯が用意されていれば、時間がない時も「コンビニでおかずだけを買えばいいか」と考えられるようになります。

この意識ができるようになれば、外食の回数も減り、健康的に食費が浮かせることができます。

自炊初心者は自炊したご飯+野菜みそ汁+スーパーの惣菜の組み合わせがおすすめ

とりあえずご飯の作りおきができれば、当面の食事はご飯にプラスして、野菜のみそ汁とスーパーの惣菜を活用する方法がおすすめです。

野菜のみそ汁は、フリーズドライなどの即席のもので大丈夫です。
野菜はできれば野菜は冷凍野菜などを活用するし、みそ汁で野菜不足を解消するようにしていきましょう。

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これにプラスしてタンパク質のが豊富な惣菜をプラスすれば食事のバランスもバッチリです。
おすすめの品目は、

  • 焼き魚
  • 揚げもの以外の肉料理
  • 大豆惣菜(冷奴、納豆なども)

このあたりの商品がタンパク質も豊富でおすすめです。

お米を楽に炊くために便利な道具

炊飯器

お米を炊くときに必須な調理器具です。
一応レンジなどでも炊けますが、作りおきなら断然炊飯器がおすすめです。

選ぶポイントは、便利機能などは無視で大丈夫です。

重要なのはサイズで、作り置きを前提とするなら、5合炊きがおすすめです。
3合炊きだとグラムにして450gが最大なので、作り置きとしてはぎりぎりな量です。

逆に3合炊きがおすすめな人は、

  • 冷凍庫が小さく、一週間分のご飯が入らない人
  • キッチンの収納が少なすぎて5合炊きの炊飯器が置けない人
  • 一週間分を炊かない人や、1食150gで収まる人

などの人です。

特に一人暮らしをしている人なら、収納面はぎりぎりという人も少なくないと思うので、そういった人は3合炊きがおすすめになります。

無洗米

無洗米はとにかく自炊を楽にしたい人におすすめです。

特に冬場の洗米は水が冷たく大変な作業なので、冬場だけでも無洗米を活用することで、手荒れを防げたり、精神的にも楽になると思います。

味や価格もそこまで変わらないので、無洗米を使ったことのない人はぜひ一度お試しください。

冷凍保存容器

ご飯を冷凍するときに活用する保存容器です。

ラップや100円ショップでも扱いがありますが、個人的にはAmaoznで買った保存容器が一番使いやすく気に入っています。

この容器は余計な凸凹がなく洗いやすく、水切れが良く、最小スペースで冷凍庫に収納できる点が気に入っています。

また、分量もちょうどよく、すりきりくらいでちょうど180gくらいになるので、筆者にはピッタリの商品でした。

デジタルスケール

お米をまとめて炊くなら、お米用の計量カップよりデジタルスケールがおすすめです。

デジタルスケールを使うことで、1週間分のお米の量を調整できたり、炊きあがりの量を安定させたりすることができるメリットがあります。

計量カップ派からすると、一見面倒くさそうに見えるかもしれませんが、一度計る量を把握できれば応用も効くので、かえって考えるとが減ります。

健康志向ならプラスで雑穀米やもち麦がおすすめ

ちょっと健康に気を使いたいという人なら、無洗米に雑穀米やもち麦をプラスすることがおすすめです。

意外と無洗米と雑穀米やもち麦は相性が良く、雑穀米やもち麦の多くは洗う必要がない商品が多いので、
無洗米を計るときに、雑穀米やもち麦を混ぜるだけで、非常に手軽にプラスできるのがメリットです。

雑穀米やもち麦を混ぜることで、血糖値の急上昇を防げたり、食物繊維を手軽に摂取できるようになるので、血糖値や食物繊維を意識している人は是非検討してみてください。

まとめ

今回は一人暮らしが最もかんたんにお米を炊く方法をご紹介しました。
ポイントは、

  • お米を無洗米に変える
  • 水やお米の計量はデジタルスケールを使う
  • 1週間に食べたい分のご飯を冷凍する

でした、

「自炊を定着させたい」、「食費を浮かせたい」と考えている人は、ぜひお米を炊くところからスタートしてみてください。

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