- デベロッパー試験を合格するための学習方法を知りたい
- デベロッパー試験を受験する目安が知りたい
- デベロッパーを合格するコツは?
先日、UiPathの上位資格である「UiPath RPA デベロッパー上級資格試験」を合格することが出来ました。
2回目の挑戦でようやくUiPathデベロッパーの試験合格出来ました!🥺
今後は少しでも資格を生かせるように、個人レベルでもどんどん業務自動化に取り組んで、RPAの実務経験を積める場所へチャレンジしていきたいです。
そのまま資格コレクターにならないように注意しなくては…🤔— rata64@SESテストエンジニア (@ra_ta_64) July 23, 2022
忘れないうちに概要や学習方法をまとめておき、これから受験される方たちに、少しでも参考になればと思い記事にしました。
ぜひ最後まで御覧ください。
デベロッパー試験を合格するための学習方法
デベロッパー試験の試験範囲の把握
まずは試験内容を把握します。
UiPath認定資格プログラムのサイトにある、「01 試験を選択する」から「UiPath RPA デベロッパー上級資格試験 – 試験内容詳細」を開きます。
開いたら「試験範囲」と「試験項目」をしっかり読んで、ここに書いてある質問にしっかり応えられるように学習を進めて行きます。
例えば、
「[Windowsメッセージの送信] の使用と [シミュレート] の違いを特定し、説明できる」なら、
- ホットキーに対応しているのは [Windowsメッセージの送信]
- [シミュレート]は、フィールドの自動消去がデフォルト設定になっている
などが一例です。
デベロッパー試験範囲のカリキュラムを受講
学習の進め方は、「UiPath RPA デベロッパー上級資格試験 – 試験内容詳細」の「推奨トレーニング」を全て受講しましょう。
こちらのカリキュラムを進める時も、「試験項目」に書いている部分を意識しながら進められるとなお良いです。
また、それぞれ練習問題があるので、間違えた問題は必ず記録しておき、次は答えられるようにしておきましょう。
模擬試験を受講
一通りデベロッパー試験範囲のカリキュラムを受講したら、模擬試験を受講しましょう。
模擬試験は、https://www.uipath.com/ja/learning/certificationの下の方にある「03 模擬試験」を開き、ログイン情報を入れることで受講することができます。(もちろん何回受けても無料です)
初めは、なかなか点が取れないと思いますが、特に点が取れなかった部分のカリキュラムを再度受講し、模擬試験で90%以上を取れるように繰り返します。
注意したいのが、この模擬試験を丸暗記したところで、実際の試験ではほとんど点が取れないということです。
なので毎日のように何度も模擬試験を受けるのではなく、週一など定期的に受講するのがおすすめです。
また、カリキュラムの練習問題でも言えることですが、問題をアレンジしながら考えることも非常に有効です。
Ankiを有効活用する
では、どうやって問題をアレンジすれば良いのかというと、Ankiというアプリを活用するのがおすすめです。
AnkiはスマホやPCで使えるアプリのことで、簡単に言うと穴埋め問題などを簡単に作れるアプリです。
こちらを活用して、練習問題や模擬試験で出題された問題をAnkiでアレンジします。
例えば引数の問題なら、引数の方向をinではなくoutやin/outにした時の問題にしてみる
プロパティ設定を変えるの[待機時間]の問題なら、[エラー発生時に継続]の問題にしてみる
と言った具合です。
学習教材
基本的にはUiPathアカデミーで十分です。
正直、書籍はなくても全然問題ないですが、UiPathアカデミーだけでは理解出来なかった部分が、本だと不思議と頭に入ってくる箇所も結構ありました。
人によっては書籍があったほうが学習が捗るという人もいると思うので、書籍派の人はUiPathでは有名な下記の書籍がおすすめです。
とは言え「REFramework」についてはほとんど触れられていないので、あくまでサブ教材として使っていました。
因みに、本は分厚いので、購入するなら移動中なども見れる電子書籍版がおすすめです。
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験を受験するタイミング
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験は1年間通して受験可能
UiPath RPA デベロッパー上級資格試験は1年間いつでも受験することが可能で、年に数回しか受けられないような試験ではないので、スケジュールも立てやすいと思います。
ただ、受講料も¥22,000 (税別)となかなかのお値段なので、受講タイミングはしっかりと考えておきたいものです。
具体的な目安
筆者が考えるデベロッパー上級資格試験を受講するタイミングは、
- デベロッパー模擬試験の正解率が95%以上
- REFrameworkの理解が深まった
- デベロッパー試験範囲のカリキュラムを全て完了した
これらが一つの目安になると思います。
実際に筆者がデベロッパー試験を受講した時も上記を全て満たした状態でした。
1回目は残念ながら不合格でしたが、64%の正解率だったので、運が良ければ合格できたくらいには理解出来ていたと思います。
実装経験
実務経験についてはなくてもOKです。
もちろんあることに越したことはないと思いますが、RPAの現場入りするためにも資格がほしいわけで、UiPathの理解が深まっていれば実務経験は不要です。
個人学習の期間はUiPathを触り始めてから半年が一つの目安になると思います。
デベロッパー試験を合格するコツ
練習問題や模擬問題をとにかく解く
試験合格には鍵は問題慣れすることが一番です。
デベロッパー試験範囲の練習問題や模擬試験の問題は全て解けるようにしておきましょう。
また、これら全てを丸暗記しても、本番試験ではそのまま出てくることはほとんどないので、問題をアレンジすることがおすすめです。
例えば、
- 引数がinだったら、outやin/outの場合も考える
- キューで破棄済みのなら、レビュー中だった場合も考える
- Gitの問題なら、TFSだった場合も考える
など、最初にご紹介したAnkiを使った問題作成がとてもおすすめです。
REFrameworkを理解する
デベロッパー試験の合格率を左右するのがREFrameworkです。
実際に筆者もデベロッパー試験を受験した時も、REFrameworkの出題が目立ちました。
加えてREFrameworkを理解することも時間がかかったので、学習比率もREFrameworkを多めにしたほうがデベロッパー試験の合格率が上がります。
例えば、
- トランザクション取得ステートでシステム例外起こった時の動き
- Configファイルを読み込むステートはどこか
- ディスパッチャとパフォーマーそれぞれの処理範囲
など、REFrameworkを実際に作成して、それぞれの動きを実際に再現してみましょう。
REFrameworkの理解を深めるには、
- UiPathアカデミーの「UiPath Studio 上級」を繰り返し受講する
- REFramework内の「PDFドキュメント」を繰り返し見る
この2つが最も有効的です。
仮に不合格でも次にどうするか考える
正直、一回で合格するのも難しいと思います。
実際に筆者も1回目は不合格で、2日目の試験で合格をすることが出来ました。
不合格になってしまったら、大事になってくるのは再受講のタイミングです。
目安としては正解率で検討するのが良いと思います。
- 60%以上なら直ぐに再受講する(2週間以上は空けないといけません)
- 50%以下なら悪かった部分を再度学習してから再受講
これらが目安になると思います。
特に60%を超えていたなら、とにかく早めに再受講したほうが合格できます。
仮に試験に落ちてしまったら、なるべく頭に残っているうちに問題を思い出して、次に受験するまでに、繰り返し復習しておきましょう。
まとめ
デベロッパー試験を合格するために大事なことは、
- REFrameworkを中心に、出題範囲を学習する
- スキマ時間に練習問題を解けるようにしておく(Ankiの活用)
- 仮に不合格でもなるべくすぐに再受講する
などが重要です。
また、受講料が高く(¥22,000 (税別))ハードルも高いと思いますが、
- デベロッパー模擬試験の正解率が95%以上
- デベロッパー試験範囲のカリキュラムを全て完了した
- REFrameworkの理解が深まった
上記を満たしていれば、受験しても合格点が狙えると思うので、是非上記をひとつの基準として考えて貰えればと思います。
また会社にお勤めの人は、などで資格お祝い金の対象になっていることもあるので、ぜひ確認してみてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。