一人暮らしをはじめたての頃は、予想以上の月々の出費に驚く人も多いと思います。
筆者も一人暮らしを始めた時は、1ヶ月20万円近くの出費にとても驚いた記憶があります。
このままでは貯金どころか、日々の生活費だけで給料がすべて消えてしまうと思い、
- マメに電気を消す
- 水道代を節約するために湯をやめて、シャワーにする
- エアコンが高いから扇風機を使う
などの節約を実践してみましたが、苦労する割には期待した効果がありませんでした。
そして、いろいろな節約方法を実践してみた末、固定費の見直しが最も効果がある節約方法だと感し、実際に削減できた節約額は年間6万円以上です。
固定費の見直し方法は、
- 各種支払の料金プランを見直し
- 支払い方法をクレジットカードに変更する
- 長く使える節約アイテムを活用する
などがあり、どれも最初に変更・交換をしてしまえば、あとは特に意識しなくても節約効果が続いてくれます。
今回は、
- 固定費を大幅に節約するために抑えておきたい3つのポイント
- 真っ先に見直すべきチェックポイント
を紹介していきます。
一人暮らしをはじめてみて予想以上の出費に驚いた方や、月の固定費を削減したいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
固定費を大幅に節約するために抑えておきたい3つのポイント
固定費を節約するために大事なことは比較と変更
固定費を抑えるために重要なことは、「意識をしなくても効果が続く節約」をすることです。
例えば、
- 光熱費や通信費のプラン変更
- 永続的に節約効果が続く節約アイテムを活用する
- 支払いをクレジットカードにする
これらの作業は、変更さえしてしまえば、特に意識をすることなく節約効果が持続されます。
日々の節約意識よりも、一度変更してしまえば効果が続くほうが、節約効果も継続しやすいです。
プラン変更などは吟味しすぎない
ただ、プランの比較などで注意しておきたいことがあります。それは、プラン内容などを吟味しすぎないことです。
プランなどの比較をしていると、つい最安値を狙いすぎてしまい、いつまでも最良のプランを探し続けてしまいます。
こういったプラン探しは、探し出すとかなりの時間と労力を使う上、都度新しい事業者が参入した際に、すぐに最安値が変わってしまいます。
プランを選ぶ時は比較サイトなど活用して、深く考えすぎず80点を目指すぐらいがちょうどいいと思います。
可能であればクレジットカードで決済する
可能であれば、毎月の固定費の支払いはクレジットカードで支払いましょう。
還元率はクレジットカードのものにもよりますが、支払いに対して還元率1パーセント程です。
還元率1パーセントだと、仮に毎月の固定費が5万円だったとして、支払いをクレジットカードに変更するだけで毎月500円相当のポイントが貰えます。
500円分と聞いて、意外と少ないと感じる方もいるとは思いますが、年間にすると6000円相当で、結構な額になります。
真っ先に見直すべきチェックポイント
個人的に早めに見直した方が良いポイントを紹介します。
紹介する見直しポイントは、
- 家賃
- 水光熱費
- 通信費
- サブスク
の4箇所です。
中でも、スマホが格安SIMじゃないという方はかなりの節約が期待できるので、真っ先に取り組みましょう。
家賃
家賃交渉はして見る価値はある
家賃に関しては、意外と家賃交渉が成立する場合が多いようです。
特に、
- 同じ地区の相場に比べて払っている家賃が高い
- 同じマンションに空室が多い
などが該当する方は、家賃交渉をする価値があります。
また、実は家賃をクレジットカード決済が可能だったみたいなこともあるので、そのあたりが気になるなら、早速管理会社などに問い合わせてみましょう。
賃貸の不具合はすぐに連絡する
水漏れや機器の故障はもちろん、すぐに連絡するとおもいますが、エアコンの試用期間が過ぎているなどの場合も交換してくれる場合があります。
実は筆者も、引っ越してすぐにエアコンの音がうるさいことと、試用期間が過ぎていることを管理会社に連絡したところ、大家さんに話を通してもらって最新のエアコンに交換してもらえました。
家賃交渉や機器の交換などは、ダメ元でも良いので大家さんか管理会社に連絡してみると、意外とOKしてくれる場合があります。
水光熱費
電力会社の乗り換えを検討する
最近は電力自由化によって、電気料金が格安な電力会社が増えています。
引っ越しの際に、仲介業者から勧められた電力会社を使っている方は、一度比較サイトなどで検討すると大幅な固定費削減に繋がる可能性が高いです。
ガス会社
ガスに関してもいろいろな会社を選べますが、もしプロパンガスだと大家さんが他のプロパンガス業者使いたくな場合が非常に多いです。
なのでガスに関しては、他の業者が安いからと業者を変更することは、あまり現実的ではないと思います。
そもそも都市ガスであれば、ガス代がかなり格安になるので、今プロパンガスの賃貸に住んでいる人は仕方ないですが、今から引っ越しを検討してる方は、都市ガスを条件に加えることでガス代を大幅に削減できます。
水光熱費を抑える節約アイテム
水光熱費を節約する上で重要なアイテムを紹介します。
ここで紹介するアイテムは、全て最初にセットしてしまえば効果が続くものなので、まだ持っていない方はすぐに元が取れるので、なるべく早く導入しましょう。
プチプチカーテン
冬の防寒イメージの強いプチプチですが、実は夏の冷房効果も高めてくれます。
ちょっと見た目が悪いですが、保温効果や結露防止に役立ちます。
筆者の場合は直接窓にプチプチシートを貼り付けましたが、後々調べると
プチプチカーテンというものが販売されています。
正直プチプチシートを貼るのは結構な労力だったので、今ならプチプチカーテンをおすすめしたいです。
LED電球
室内で使っているすべての電球をLED電球に変えることで、節約を期待できます。
節約効果については、下記のサイトを参考しました。
白熱電球とLEDライトの比較
同等の明るさの白熱電球とLEDライトを比較します。白熱電球(パナソニック LW100V36W 40W形):消費電力は36W。
LED電球(パナソニック LDA6L-H-E17/BH/S_3):消費電力は6.4W。
1日8時間点灯、1カ月30日、1年間の電気代を比較(27円/kWh)
■白熱電球 1年間の電気代約2,799円
0.036(kWh)×8×30×12×27=2,799.36
■LED電球 1年間の電気代約498円
0.0064(kWh)×8×30×12×27=497.664
白熱電球1つをLED電球に変更すると、1年間で約2,300円の電気代節約となります。
2個、3個と交換した場合はその影響も大きいですね。
電球をLEDにしたら電気代はどれほどおトク?メリットデメリットも! | 設備 | TagTagエコライフのすすめ|北ガスマイページTagTag
LED電球は1000円以下でも買えるものがあるので、そういったものなら1年間もしないうちに元が取れてしまいます。
加えて、LEDは寿命も長いので、こちらもなるべく早く導入したい節約アイテムです。
シャワーヘッド
シャワーヘッドはいろいろな商品が販売されていて、どれも節水効果は50~70パーセント
削減と高い節水効果を持続してくれます。
特にシャワー派の方なら、その節水効果はとても高くなりますが、風呂派の方でも節水効果は期待できます。
どれも2000~3000円ほどで購入可能なので、是非活用したい節約アイテムです。
通信費
光回線は必要か?
まずは光回線ですが、光回線の有無は人によってかなり違ってきます。
筆者の場合は、テレビを持っていないので映画やアニメなどはすべてインターネットを使って視聴しますし、Youtubeもほぼ毎日見ています。
加えて、今後テレワークになった際のことを考えたり、仕事柄アプリをダウンロードをする機会も多いので、光回線は必須になってきます。
一方で家にいることが少ない人なら、光回線はそこまで必要ないかもしれません。
スマホ回線は2回線を持つといろいろ便利
次にスマホの回線ですが、個人的には2回線を持つことをおすすめします。
最近のスマホであればデュアルSIM対応スマホがほとんどですし、2回線を持つことでメリットが多いです。
- 片方の回線が止まっても、もう一個の回線で電話や通信ができる
- 格安SIMをかけ合わせて、より自分に合ったプランを選べる
- 仕事用とプライベート用で電話番号を分けることができる
などのメリットがあります。
1回線でも良いのでまずは格安SIMに変える
上記のように2回線のメリットは大きいですが、ぶっちゃけ最初の手続きは結構面倒です。
手続きが面倒だと思う方は、とりあえず今のプランよりも安く済む格安プランを探して、そのプランに変更することから始めましょう。
それだけでも、今までの大手3社のプランに入っていた方などは、月3000~4000円くらいの節約効果があります。
※スマホプランの変更は、今回ご紹介している内容でも最も節約効果が高いので、まだやっていない方は真っ先に見直しをしたいところです。
サブスク
不要なサブスクがないかチェックする
最近はサブスクサービスが増えすぎて、現状なにに入会しているかも把握できていない人も多いと思います。
サブスクの怖いところは、パット見の料金が安く見えてしまうことで、「まあこれくらならいいか」と、そこまで使っていないサブスクも契約し続けてしまうところです。
特に注意したいのが、
- オフィス系のサブスク(無料版で済むなら不要)
- Netflixなどの映像サービス(筆者はアマゾンプライムで十分)
- 忘れ去ってしまったサブスク(数百円でも即解約しましょう)
などです。
こういった不要サブスクを増やさない対策としては、家計簿をつけることが重要です。
家計簿と聞くとめんどくさそうなイメージを持つとは思いますが、最近ではアプリ内でクレジットや銀行と連携させるだけで自動で家計簿をつけてくれるアプリが多く存在するので、こういったアプリを活用しましょう。
まとめ
固定費を抑える上で最も重要なことは、なるべく早いうちにプランの見直しをして、手続きの変更を済ませてしまうことです。
特に固定費は、自分の意志で節約をするよりも、プランの見直しなどのほうが節約効果は高いですし、変更さえしてしまえば、あとは苦労して節約しなくても節約効果が持続していきます。
特に一人暮らしの方なら、こういったプラン変更などを柔軟に変更しやすい環境でもあると思うので、積極的に自分にあったプラン変更などを模索しましょう。
不要な出費は出来るだけ抑えて、趣味や自己投資にお金を使っていきたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。