最近、真空低温調理にハマっている。
なんせ真空低温調理は、味が安定して、時間を有効に使えて、食材の栄養を逃さないのと、調理スキルがほとんどいらない。
意外と一人暮らしにも適した万能調理法だからだ。
しかし、万能な真空低温調理にも面倒な工程があって、食材のパック詰めが意外と手間だったりする。
特に野菜はパック詰めする際の脱気がとても大変で、人力ではとても無理がある。
そこで目をつけたのが、真空パック機だ。
真空パック機なら、肉や魚はもちろん、野菜や米など、パック詰めするときに空気が残りやすい食材でも、シワシワにパック詰めできる。
参考までに、私が真空パック機を選んだ基準が以下の通り。
・液物に対応か?
・いろいろな真空袋に対応してるか?
真空低温調理を考えて購入するなら、最低これらの機能は欲しいところ。
今回私は「フードシールド」という真空パック機を購入したので、使った感想と真空低温調理に真空パック機は必要かを詳しく書いていく。
結論、真空低温調理に真空パック機は必要なし。
手間を増やしてしまった。
当たり前だが、ちゃんとした機能の付いた真空パック機は結構大きい。
コンセントにも差し込まなきゃいけないし、ただでさえコンセント数の少ない狭キッチンでは、もちろん使えない。
結局一番大きな机のPC机でパック詰め作業をしている。
さらに、液物を吸ってしまうと、毎回掃除をしなくちゃいけない、これが地味に面倒で、結局手間を増やしてしまった。
これらも理解したうえで、購入したつもりだったが、想像力のない私は買うまで理解できなかった。
あらためてジップロックで十分。
真空パック機を購入してあらためてジップロックで十分に思えた。
普通に肉や魚を真空低温調理する分には、ジップロックで浸水方をすれば、十分脱気されるし、下手に安い真空パック機を買ってしまうと逆に脱気不足になる。
ジップロックなら真空低温調理後に急冷することも可能で、あえて真空パック機を購入する必要性を感じない。
真空パック機の実力。
予想以上の脱気力。
ただ、今回購入した「フードシールド」は機能的には申し分ない。
脱気力も80kPaと非常に強力で、課題だった野菜の真空パックも難なくこなしてくれる。
真空低温調理だけでなく、業務用サイズの食材を購入しやすくなるメリットもある。
上手に使えれば十分元は取れそう。
液物対応の真空パック機は万能。
フードシールドは液物の真空パックにも対応している。
これは結構便利で、スープやカレーなど、大量に作った方がおいしく作れる料理に最適。
パック詰めの最大のメリットは衛生的な所。
パック詰めすることで、スープやカレーに直接流水で冷却できる。
特にカレーはウェルシュ菌による食中毒をよく目にする。
よく、「カレーは一晩寝かせて上手くなる」みたいに言われてて、そのまま放置する人も多いと思うが、調理後はなるべくすぐに冷まして、冷蔵庫に放り込むのが正しい保存方法。
少し話は逸れたが、真空パック機なら、冷却→保存まで手を触れないので、衛生的且つ効率的に料理を保存できる。
保存目的なら、明らかにジップロックより日持ちする。
ジップロックの水圧脱気でも十分脱気することは可能だが、真空パック機の脱気力には到底及ばない。
当たり前だが、80kPaの脱気力は伊達じゃない。
食材は空気に触れることで酸化や老化に繋がるため、食材をパックを詰めするときに空気が入らないに越したことはない。
空気を極限まで抜いて、パック詰めした食材は、当然日持ちもや鮮度も長持ちするし、めちゃくちゃスリムになるから、冷蔵庫にいれても邪魔にならない。
真空パック機を購入するべき人。
冒頭でほとんどの人は真空パック機が必要ないと言ったが、以下に当てはまる、ごく一部の人は購入を検討してもいいかもしれない。
・業務用サイズをよく買う。
・毎日の食事に真空低温調理を取り入れたい。
私の場合は、一食分のカロリーやたんぱく量を把握したいので、小さめの袋に大体1食分のおかずを管理するようにしている。
こうすると、食べ過ぎを防げたり、お弁当にも持っていけたりと便利な部分も多い。
真空パック機を検討している人は「フードシールド」がおすすめ。
まとめ
真空パック機の機能は十分すぎるものだったが、私の想像力が足らなかった為、購入したことを非常に後悔してしまった。
とは言え折角買ったものなので、もっと便利な使い方が出来ないか試行錯誤を続けてたい。
結局のところ、
- 狭キッチン。
- 真空低温調理は肉・魚メイン。
- 真空低温調理を毎日はしない。
という人には向かないと言う結論となった。
特に、真空低温調理を始めたばかりの人は、ジップロックで十分。
限られたスペースの中で、無暗に道具を増やしてしまうと、結局作業性が下がってしまう。
道具を調達するときは、スペースや使用目的を明確にし、少しづつ買い足していくのが理想。
私のように勢いで購入してしまうと、痛い目をみるのでご注意を(´;ω;`)